めで論

unofficial fan blog

2009-06

対極の巨星

私はウッチャンと松本さんが好きです。どちらも素晴らしい芸人さん
だと思います。しかし、このお二人の特性はまったくの正反対なん
すよね。真逆といってもおかしくありません。特に審査方法につい
て、決定的な違いがあります。

松本さんはラジオで「素人に決めさせたら、ろくなことない」と仰って
いた通り、『M−1』や『キング・オブ・コント』で芸人が芸人を審査
する方式を頑なに貫いています。

一方、ウッチャンは他の芸人を審査することは一切ありません。
『イロモネア』や『レッドシアター』のように、あくまで客前ということ
に拘ります。審査はお客さんに委ねてしまうんですね。

これには賛否両論あると思います。素人にプロの何がわかるんだ
という考え方と、お客さんの反応がすべてだという考え方。これを
議論しても仕方ないんですよね。なぜなら、一方が正しくて一方
が間違っているということではないからです。強いて言えばどちら
も正しいということでしょうか。


落語を聴くと、つくづく思ってしまいます。笑いには大きく分けて
二つの潮流があるなと。
一つは古典落語で、ネタのスジもオチも知ってるけど、話し方や間
の取り方で笑いをとってしまう人。
もう一つは新作落語で、新しい話を作って笑いをとる人。

タイプでいえば松本さんは新作ですね。常に新しい笑いに挑戦し、
同じ笑いを嫌います。『すべらない話』も広い意味においては新作
落語といえるかもしれません。

一方、ウッチャンの笑いは古典です。先人たちの技と伝統を継承
していく職人さんのような芸人。どこにでもある言葉を、使い方ひと
つで笑いに変えていきます。

どちらが芸人として上かっていうのは大いに悩むところですよね。
もう好みとしか言いようがない。元々、対立しているものではない
ので、比べること自体が間違っている。

―逆もまた真なり

私はやっぱり二人とも好きです。

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