野性の証明 森村誠一(角川文庫)
哀しい人間がまた一人……。
少女の最後の言葉があまりに切ない……。
以下、ネタバレはありませんが未読の方は要注意!
東北の寒村で起きた戦慄の虐殺事件。街じゅうが一族の支配化
におかれ、警察も新聞社も占有されてしまった街に、一人の男が
流れてきた。野性を爆発させ証明しようとしたものは!?
この作品が人間の野性にどこまで迫れたかはわかりません。
それが本能と呼べるのか大いに疑問。
それでも作者は証明に取り組んだ。
解き明かされたものは人間の哀しみでした。
森村作品は「人間ミステリ」を確立されましたね。
この作品は読んでいて辛かった。
読後もしばらく放心状態。
犯人が誰?という、ミステリではありません。
犯人を生み出したものは何か?という、ミステリです。
戦後を知る作家が残した貴重な物語だと思います。
読んで良かった。
作者に感謝したいです。
購入してからしばらく読む気が起らず。
手にとっても50ページで挫折。
その後、しばらく経ってから読んで、また挫折。
とにかく物語の背景を頭に入れるのが億劫になる。
しかし、今回は一気に読めました。
100ページを過ぎたら止まりませんでした。
残酷な描写もありますが、それを乗り越えてでも真相を知りたいと
思いました。
作者が冷徹で、プロだと感じた点があります。
それは本当に守りたいものを守れなかったこと。
野性の証明とは暴力性ではなく喪失なのだと思いました。
映画にもなっているんですね。
文庫の新装版の表紙を見ただけで映画が観たくなります。
できれば映画館で観たいな。
少女の最後の言葉があまりに切ない……。
以下、ネタバレはありませんが未読の方は要注意!
東北の寒村で起きた戦慄の虐殺事件。街じゅうが一族の支配化
におかれ、警察も新聞社も占有されてしまった街に、一人の男が
流れてきた。野性を爆発させ証明しようとしたものは!?
この作品が人間の野性にどこまで迫れたかはわかりません。
それが本能と呼べるのか大いに疑問。
それでも作者は証明に取り組んだ。
解き明かされたものは人間の哀しみでした。
森村作品は「人間ミステリ」を確立されましたね。
この作品は読んでいて辛かった。
読後もしばらく放心状態。
犯人が誰?という、ミステリではありません。
犯人を生み出したものは何か?という、ミステリです。
戦後を知る作家が残した貴重な物語だと思います。
読んで良かった。
作者に感謝したいです。
購入してからしばらく読む気が起らず。
手にとっても50ページで挫折。
その後、しばらく経ってから読んで、また挫折。
とにかく物語の背景を頭に入れるのが億劫になる。
しかし、今回は一気に読めました。
100ページを過ぎたら止まりませんでした。
残酷な描写もありますが、それを乗り越えてでも真相を知りたいと
思いました。
作者が冷徹で、プロだと感じた点があります。
それは本当に守りたいものを守れなかったこと。
野性の証明とは暴力性ではなく喪失なのだと思いました。
映画にもなっているんですね。
文庫の新装版の表紙を見ただけで映画が観たくなります。
できれば映画館で観たいな。
